沖縄移住者の日常と無農薬農業のこと

沖縄で農業をする新規就農者であり、フリーランスのプログラマでもある40歳男性。無農薬栽培と子育てと移住者の日常についてまとめたブログ。

農作業中に怪我!応急処置法を学んでいてよかった

農作業中に怪我!応急処置法を学んでいてよかった

農作業中にそこそこの出血を伴う怪我をしましたが、上級救命講習で得た知識で応急処置をしたので、大事に至らなくて済みました。
農作業は多くの場合刃物を使用して作業をおこないます。また時には強力な回転を伴う作業機械の操作をすることもあるため、常に危険と隣り合わせ。
農業関係者は応急救護の学習に真剣に取り組んだほうが良いと思いますよ。

除草作業中に出血

農作業中に流血を伴う怪我をしました。草刈鎌で除草作業をしていたときに、手を滑らせて自分の親指の肉と爪の一部を削いでしまったのです。
ピューっと勢い良く吹き出る鮮血に一瞬頭の中が真っ白になりました。
傷口は横20mm、縦10mm、深さは5mmといったことろでしょうか。

応急処置でまずは止血

一般的によくおこなわれる止血方法として、「直接圧迫法」と「関節圧迫法」があります。
「直接圧迫法」とは、清潔な布などを使って患部を圧迫して流血を止める方法。最も効果的な止血方法です。
「関節圧迫法」とは、患部から心臓に近い動脈を圧迫して、患部への血流を少なくする方法です。

関節圧迫法による止血を実施

農作業中、身の回りには清潔なガーゼやハンカチはありません。汗や土で汚れた布しかありませんよね…。なので関節圧迫法をおこない、患部を心臓よりも高い場所に持ち上げて流血を抑えました。

近くの人に助けを求める

・こんな怪我ははじめてだ…
・ああ、血が結構出ている…
・どうしよう…
・何をすれば…
・落ち着け…(でも落ち着けない)
普段経験しない怪我をした場合は大抵の人は上記のようなショック状態に陥り、的確な判断が不可能になります。
なので怪我の大小に関わらず、近くにいるひとに助けを求めます。
僕も少し気が動転していたので、すぐ隣の畑で働く人に助けを求めました。

「助けを求める」と言っても、止血を手伝ってもらうわけでも、救急車を手配してもらうわけでもありません。
ただ人と話すことで自分の気持ちを落ち着けて、頭のなかで状況を整理し、次におこなうべき行動を考えるのです。また声を掛けたひとにアドバイスしてもらうのも良いでしょう。

救急外来に駆け込む

止血はできているものの、傷がけっこう深くてズキズキ痛むので、救急外来に駆け込みズザー。
・視診
・レントゲン撮影
・傷口の洗浄
・止血
破傷風の予防接種
と、一連の処置をしてもらいました。

レントゲン

傷が骨までに達していないかとう確認と、石や破片などの異物が傷口内に残っていないかを判断するため。
幸いにも傷は骨には達しておらず、異物は見つかりませんでした。

傷口の洗浄

傷口に水をかけながら、綿棒でゴシゴシと洗います。かなり痛いのですが怪我で指先がジンジンしているので何だかよくわからない感覚です。
洗浄するとまた傷口が開くので、止血と包帯をしてもらいました。

破傷風の予防接種

「ちょっと痛みますよー」と言われた破傷風の予防接種。筋肉内注射だったのですが、ほぼ痛みは感じませんでした。
この感想を伝えると「傷口のほうが痛いんでしょうねー(笑)」と。笑顔で僕の緊張をほぐすよう配慮してくれているようです。

形成外来の視診と次回診察の予約

爪が大きく欠けてしまったので、次は形成外科の先生に診てもらいました。応急処置の必要はないが、経過を見てゆく必要があるとのことで次回の診察予約をしました。

指を怪我して救急外来

言いたいこと

冒頭にも書きましたが、農業に関係する人たちは止血法や心肺蘇生法などの応急処置を学んでおくと良いかもしれません。
僕を含め、怪我をしてしまった話をよく耳にしますので。

あと、道具や機械ってサビや汚れが付着していますよね。それで怪我をすると破傷風になる危険があり、最悪の場合は死に至ります。
できるだけ病院に受診しましょうねー。

指を怪我して救急外来を受診したときの明細

国保の3割負担で、3980円でした。サンキュッパ!