沖縄移住者の日常と無農薬農業のこと

沖縄で農業をする新規就農者であり、フリーランスのプログラマでもある40歳男性。無農薬栽培と子育てと移住者の日常についてまとめたブログ。

無農薬島ラッキョウ種球の販売を計画しています

無農薬島ラッキョウ種球の販売を計画しています

沖縄では8月中旬から9月中旬にかけて、島ラッキョウの種が販売されます。
2017年に「伊江島ラッキョウ」の種を500g購入し畑に播種し、1年かけてたくさんの種球をつくることができました。

販売されていた種球については、恐らく栽培期間中に肥料と農薬が使用されていたでしょう。
しかし購入後に当農園に植えてからは、もちろん無肥料・無農薬で栽培を続けてきました。
この、当農園で栽培・収穫した島ラッキョウの種球をふたたび播種し、2019年の夏以降に「無肥料・無農薬の島ラッキョウ種球」として販売しようと計画中です。
本土では島ラッキョウの種球が多くは流通していない状況であり、また購入のタイミング(季節)を逃すと入手がかなり困難な状況になります。
しかし個人規模であれば、恐らく1年をとおして通年で島ラッキョウ種球の販売ができるのでは?と目論んでいるのです。

無農薬の島らっきょう

ラッキョウの植え付け時期はいつでも良い

ラッキョウは9月ごろ植え付けることを勧められていますが、基本的にはいつ植えてもちゃんと育ってくれます。
そりゃもちろん、寒い時季には室内に入れてあげるなどの、生育適温を整えてあげる必要はありますけどね。
この一般的に知られている「9月ごろ」という植え付け期間は、効率的にラッキョウを太らせ効率的に短い期間で収穫できることを想定した期間です。
観賞用や家庭消費用として栽培する場合はあまり栽培効率を考慮しなくても良いと思いますので、とても暑い・とても寒いなどの極端な環境ではない限りお好きなタイミングで植えてください。
育て方については他のウェブサイトをお調べくださいね。

当農園での島ラッキョウの栽培状況

第1世代

  • 2017年08月30日、ホームセンターの種苗コーナーにて購入。
  • 2017年09月01日、当農園の畑に1株あたり2球ずつ播種。
  • 2017年09月18日、島ラッキョウが発芽。
  • 2017年12月30日、試し堀りをしたところ、1株2球の種が6球にまで分球したことを確認。
  • 2018年02月28日、試し堀りで、1株2球の種が10数球にまで分球したことを確認。
  • 2018年09月18日、島ラッキョウを収穫。1株2球の種が22個ほどに分球。種球が約10倍の量になりました。

第2世代

  • 2018年09月21日、当農園で育った島ラッキョウを、数日に分けて順次1株あたり2球ずつ播種。
  • 2018年12月09日現在、ほぼ100%の発芽率で順調に成長中。
  • 2019年08月以降、無農薬島ラッキョウ種球の販売を開始予定。

無肥料・無農薬の島ラッキョウ種球の販売

2019年8月以降、当ブログにおいて「島ラッキョウ種球」を順次販売を開始する予定です。
またこの種球は1年間当農園で無肥料・無農薬で栽培していますので、種のトレーサビリティや種の製造方法を意識されている方に適していると考えます。
予約は受け付けておりませんので、ご購入を希望される方は当ブログの更新状況をご確認いただくか、当農園のツイッターアカウントをフォローいただき、栽培・販売状況をご確認くださいますようお願いいたします。

安田農園 (@yasudavege)さんの最新ツイート 沖縄県西原町で無農薬野菜栽培しています。無農薬野菜の販売・出荷・栽培状況に関する情報をお届けします。 #農業 #農家 #畑 #無農薬 #沖縄 #野菜 沖縄 西原町
安田農園(@yasudavege)さん | Twitter - twitter.com

とれたての島ラッキョウ

発送・送料について

郵便局の第4種郵便で発送することを予定しているため、発送先は国内に限ります。
第4種郵便とは「植物種子等郵便物」という取扱で、一般的な郵便物よりも安価にお届けできる手段です。
ご購入される「島ラッキョウ種球」の重量によって料金が変動しますが、運搬距離に関わらず一般郵便物と比較して送料が低く抑えられます。
ご購入予定の方は、事前に送料の料金表をご確認くださいませ。

郵便局 第四種郵便物

タマネギをセット球から栽培した記録まとめ

タマネギをセット球から栽培した記録まとめ

そろそろタマネギの栽培をはじめる季節になってきました。
しかし、前回(2017年)に栽培したタマネギの記録をブログにまとめていなかったので、この機会に記憶を整理しましょうね。

栽培スケジュール

2017年08月30日 セット球の購入
2017年09月某日 セット球の冷温処理開始
2017年09月28日 定植 (発芽まで毎日灌水)
2017年10月03日 発芽 (定植から5日め、灌水をやめて以降は雨水のみ)
2017年11月01日 高さ20cm、葉数は2-3本に成長 (定植から34日め)
2017年11月11日 葉数が4-8本、親指ほどの太さに成長 (定植から44日め)
2018年02月16日 葉タマネギとして出荷できるサイズに成長 (定植から141日め)
2018年03月12日 タマネギとして出荷できるサイズに成長 (定植から165日め)

タマネギ栽培記録のまとめ(2017年)

2017年08月30日

タマネギ品種「Qちゃん」のセット球が、カインズホームあがり浜店で販売されていたので購入しました。
内容量は100球で1280円(税込)
Qちゃんたまねぎセット球

このように、100球がネットに入って販売されています。
球根は生きているので呼吸が必要ですから、購入後もビニール袋などで長時間密閉しないでくださいね。
タマネギのセット球がネット袋に入っているようす

2017年09月某日

セット球の冷温処理を開始します。
この「冷温処理」とは、冷蔵庫の「野菜室」で2週間ほど寝かせることで球根の休眠状態を解除させて発芽を促進させること。夏の暑い環境が苦手なタマネギは、いちど冷蔵庫で真冬を経験させることでヤル気が出るんですね。

2017年09月28日

約2週間、冷温処理したセット球を1袋(100個)ぶん定植します。
株間15cm、条間15cmの2条植えで栽培してみましょう。
タマネギセット球の定植。1個を手のひらに乗せてみました

15cm間隔は過密じゃないか?との指摘を他の農業者に言われましたが、カインズホームのPOPでも15cm間隔で植えると書かれていましたので、POPのとおり今回は15cm間隔で栽培してみましょう。

画像は本サイトを見てくださいね。

yasuda.cc

これから発芽までの期間、毎日灌水をおこないます。

2017年10月03日(定植から5日め)

タマネギの発芽が確認できました。

画像は本サイトを見てくださいね。

 

毎日おこなっていた灌水はこれで止め、あとは雨水にまかせてほぼ放任です。
ちゃんと雑草の管理さえおこなっていれば、丸々と太ったタマネギができるとの事を聞いていましたので。
では雑草まみれのままタマネギを栽培するとどうなるかというと、球の太りが進まずに、比較的小さなタマネギができてしまうとの先輩からのアドバイスがありましたので。

2017年11月01日(定植から34日め)

タマネギの葉がすくすく成長しています。長いもので20cmほどに伸びたでしょうか。
発芽率は100%でしょうか?かなり良い発芽率で驚きました。
葉の数は2本から3本で、まだ鉛筆ほどの太さです。

画像は本サイトを見てくださいね。

2017年11月11日(定植から44日め)

葉の数が4本から8本に増えていて、太さは親指ほど。見た目もタマネギらしくなってきました。
右の畝が同時期に植えた島ラッキョウです。似たような印象の作物ですが、比較すると葉の色と太さが全然違います。

画像は本サイトを見てくださいね。

2017年12月30日(定植から93日め)

10月3日以来灌水せず雨水だけで順調に育っています。
葉先が茶色に変色している株が見られるものの、このまま様子を見てゆきたいと思います。

画像は本サイトを見てくださいね。

2018年02月16日(定植から141日め)

「葉タマネギ」として出荷できるサイズに育ってきました。
ここで収穫は焦らず、もう少し成長のようすを見守りましょう。

画像は本サイトを見てくださいね。

購入場所に掲示されていたPOPには110日ほどで収穫できると書かれていましたが、肥料を一切与えずに栽培した場合は成長がかなり遅れるようです。

2018年03月12日(定植から165日め)

いよいよタマネギとして出荷できるサイズの株が45個ほどできました。

画像は本サイトを見てくださいね。

2018年03月15日(定植から168日め)

軽トラ市に出荷のため、本格的に収穫を開始。
これでタマネギの栽培記録を締めくくります。

画像は本サイトを見てくださいね。

 

2018年3月17日・18日に開催された軽トラ市で、僕の畑で無農薬栽培したタマネギを出荷・店頭販売いたしました。場所は沖縄市登川にあるファーマーズマーケット「ちゃんぷるー市場」。結論として総重量約30kgの販売をおこない、売上は7,000円。キロ単価は233円という計...
無農薬タマネギのキロ単価は233円でした@ちゃんぷるー市場軽トラ市 - 沖縄で無農薬農業をする新規就農農家のブログ@西原町

総括、無肥料&無農薬でのタマネギ栽培について

2017年08月30日 セット球の購入
2017年09月某日 セット球の冷温処理開始
2017年09月28日 定植 (発芽まで毎日灌水)
2017年10月03日 発芽 (定植から5日め、灌水をやめて以降は雨水のみ)
2017年11月01日 高さ20cm、葉数は2-3本に成長 (定植から34日め)
2017年11月11日 葉数が4-8本、親指ほどの太さに成長 (定植から44日め)
2018年02月16日 葉タマネギとして出荷できるサイズに成長 (定植から141日め)
2018年03月12日 タマネギとして出荷できるサイズに成長 (定植から165日め)

定植から110日で収穫ができるとの事でしたが、無肥料&無農薬の栽培では160日で収穫に至りました。
また、株間15cmで植えても特に過密といった印象はなく、適正な距離を保っていたように感じます。
あとは適度に雑草を刈ってあげるだけで雨水で勝手に成長してくれるため、手のかからない作物と言って良いでしょう。
タマネギ1個あたりの利益は67.2円。セット球1個あたり12.8円で、売価は平均して1個80円。1個販売すると67.2円の利益になる計算です。
収穫作業がとても楽ちんですので、短時間で数をこなせば十分な収入になりますね。
もし10万円の利益を出したい場合は、1500個のタマネギセット球を植えれば良いわけです。ただし、セット球100個入りで1280円(税込)は決して安くはない金額ですが…。

2018年栽培ぶんのタマネギは600個のセット球を準備していますので、来年3月ごろの収穫までお楽しみに!

無農薬タマネギのキロ単価は233円でした@ちゃんぷるー市場軽トラ市

無農薬タマネギのキロ単価は233円でした@ちゃんぷるー市場軽トラ市

2018年3月17日・18日に開催された軽トラ市で、僕の畑で無農薬栽培したタマネギを出荷・店頭販売いたしました。
場所は沖縄市登川にあるファーマーズマーケット「ちゃんぷるー市場」。
結論として総重量約30kgの販売をおこない、売上は7,000円。キロ単価は233円という計算。や…安い…。
目標としてはキロ単価400円ほどに持ってゆきたかったので、ちょっと残念な気持ちです。

軽トラ市2018の販売風景

ちなみに、昨年(2017年)は出荷できる物がなかったので店頭販売のお手伝いだけをしましたが、その様子は過去のブログ記事に掲載しています。

今が旬!農家いちおしまーさんフェアー2017 このようなイベントが、沖縄市登川ファーマーズマーケットちゃんぷるー市場で開催されました。 日程は2017年03月25日(土)、26日(日)の2日間で、僕が参加したのは初日の25日(土)。この日はあいにくの雨で肌寒い中での出...
軽トラ市に出店してきました@沖縄市 - 沖縄で無農薬農業をする新規就農農家のブログ@西原町

タマネギ1個100円の値段設定では売れない

軽トラ市は2日間のイベントでしたが、僕自身が店頭に立っていたのは1日めの午前中だけ。
店番をしている間は、僕のタマネギはほとんど売れませんでした…。その理由は価格設定が高すぎたからでしょう。
僕以外にも、有機または慣行農法で栽培したタマネギを販売している方が数名いたのですが、彼らの価格設定は3個(約500g)で150円。
一方、僕のタマネギは1個(約250g)で100円。
農法によって味が変わるものじゃないですから、そりゃ大抵のひとは安いほうを買ってゆきますよね。これが市場の原理です。

無農薬タマネギ1個100円では売れなかった

タマネギ2個150円に変更したら売れた

2日めの昼ごろ、僕のタマネギがほとんどが売れずに残っていることを、店番をしている方からの連絡で知りました。
そして1個100円の値段設定を見直し、2個150円に変更するのはどうかとの提案をいただいたので、その値段で販売してもらえるようお願いしました。
2個150円ということは、グラムで計算すると他の方が出品しているタマネギと同じ価格設定です。
これが適正な価格なのかは判断できませんが、少なくとも僕が最初に設定した価格では、消費者は受け入れてくれなかったという現実があります。

ではどの市場にゆけば希望通りの価格で販売できるのか。どのコミュニティにゆけば僕の野菜が評価されるのか。
人や環境によって評価の基準はあいまいで、いろいろ試す余地があるからこそ農業って面白いんですよねー。

軽トラ市は今年も盛況でした

JAおきなわ青壮年部が主催した「まーさんフェアー2018 軽トラ市 畑人マルシェ」(タイトルちょっと長い)は今年も沢山のお客さんがお買い物に来てくれました。
近隣の住民や米軍嘉手納基地の関係者、そしてはるばる遠くからお友達も来てくれたことには感激しました。

183農園のカツノリさんが軽トラ市に遊びに来てくれました

読谷村でトルコキキョウのハウス栽培をしている183農園のカツノリさん。
僕と同じく半農半Xを実践している農業仲間です。

農業営業代行の新垣さんが軽トラ市に遊びに来てくれました

農業営業代行の新垣さん。有機栽培や無農薬の野菜を取り扱う「ミドリ株式会社」に所属されていて、僕が栽培する作物に関心を持ってくれている強い味方です。

沖縄の栄養機能性のことならミドリ。私たちは「農薬不使用」を基本にした生産で植物本来のの力を引き出します。また、「化学肥料・動物性堆肥」を使用しないことで、化学アレルギーの発症を抑える努力も行っています。農業 | 日本 | 沖縄 | 農業生産法人ミドリ株式会社
農業 | 日本 | 沖縄 | 農業生産法人ミドリ株式会社 - 農業 | 日本 | 沖縄 | 農業生産法人ミドリ株式会社

また会場では、ラジオ番組「アイモコの音楽農園」の公開生放送があって、レポータの前徳比嘉さんが売り場まで遊びに来てくれて「お久しぶりー」と少しだけインタビューをしてくれました(笑)

ラジオ沖縄(ROK)の番組「ハルサーミュージシャン・アイモコの音楽農園」の1コーナーで、ラジオカーが僕の畑に遊びに来てくれました。 レポータは前徳比嘉 優(まえとくひが ゆう)さん。 生放送番組の中で約7分ほどの時間枠があり、雑談形式で話題をナビゲートしてい...
ラジオカーが畑に遊びに来てくれました - 沖縄で無農薬農業をする新規就農農家のブログ@西原町

みなさま、わざわざ遊びにきてくれて感謝です!

楽天スーパーホーダイは沖縄でも快適な速度

楽天スーパーホーダイは沖縄でも快適な速度

スーパーホーダイは快適な速度という結論

楽天モバイルのスーパーホーダイは、沖縄でも快適に使用できましたよ。
高速データ通信をOFFに設定しても、上り下り共に1Mbps前後の速度が出てモバイルWi-Fiのように使用することができました。
テザリングMacBookをインターネット通信できるようにして、外出先で快適にプログラマのお仕事ができるのです。

通信速度の測定方法

Googleが提供する「インターネット速度テスト」ツールを使っての測定です。
このツールは「スピードテスト」というキーワードで検索すると気軽に使えます。測定アプリをインストールすることなく使えるので便利ですね。
また、楽天モバイル SIMアプリで、高速データ通信をOFFに設定に設定したうえで測定しています。

楽天モバイルSIMアプリの設定

スーパーホーダイ1Mbps提供時間内での測定

通信が混雑する時間帯以外は、最大1Mbpsの速度が出ると説明されていますが、実際には1Mbps以上の速度が提供されています。

画像は本サイトを見てくださいね

上り下り共に1Mbpsの速度が出ています。
ラジコを聞きながらプログラムをコーディングをして、たまにファイルをサーバに転送する作業であれば問題なくこなせます。

スーパーホーダイ混み合う時間帯での測定

画像。本サイトを見てくださいね

12:00〜13:00、そして18:00〜19:00は、通信が混み合う時間帯として、最大300kbpsの速度で提供されます。
このアナウンスどおりの速度が測定できたので不満は一切ありません。

スーパーホーダイ1日の使用量

画像。本サイトを見てね

私なりに通信を使いまくって、1日あたり889MBの通信量でした。思いのほか少ないなという印象です。

おまけ、auひかりちゅらの速度

自宅のインターネット回線は、auひかりちゅらを使用しています。
おまけに自宅回線のスピードテストをしてみますね。

測定結果の画像。本サイトにて表示

auひかりちゅらは費用が安いうえに安定して高速通信ができて、しかも不通になるなどの事故がありません。かなり快適に使えていますよ。

ラジオカーが畑に遊びに来てくれました

ラジオカーが畑に遊びに来てくれました

ラジオ沖縄(ROK)の番組「ハルサーミュージシャン・アイモコの音楽農園」の1コーナーで、ラジオカーが僕の畑に遊びに来てくれました。
レポータは前徳比嘉 優(まえとくひが ゆう)さん。
生放送番組の中で約7分ほどの時間枠があり、雑談形式で話題をナビゲートしていただきましたよ。
これは2017年9月9日のことです。

 ROK ラジオ沖縄 公式ホームページ 
ハルサーミュージシャン アイモコの音楽農園 | ROK ラジオ沖縄 公式ホームページ
ROKラジオ沖縄 ハルサーミュージシャン アイモコの音楽農園 土曜日11:00~13:15 番組紹介 パーソナリティ・出演者 関連コンテンツ・リンク 番組紹介 土曜日を頑張るあなたの相棒に。楽しいゆんたく満載の県産番組! 土曜日のお昼どきに、ハルサーで夫婦...

取材を受けたきっかけ

ラジオ沖縄(ROK)のラジオカー

レポータさんがインターネット検索で取材先を探して、アポを取り、番組の段取りを進めてゆくようです。
そして当ブログに書いている記事、JAおきなわ西原支店青壮年部の子どもたちへの食育活動に興味を持っていただき、JAおきなわ西原支店を通して僕に連絡が入ってきた、という流れです。
やっぱりブログって強力な宣伝ツールですね。これからも地道に更新を続けてゆこうと感じました。

ラジオでお話した内容

・沖縄に住み始めたきっかけ
・農業をはじめたきっかけ
・食育活動ってどんなことか
・なぜ無農薬栽培にこだわっているのか
・いま農業で挑戦していること
・農業で困っていること、悩み事
・農業で目指していること

と、リストにまとめるとこんな感じです。しかし番組中は緊張で何を話したのかほとんど覚えていません。
なので言いたかったこと、うまく伝えられなかったことなど、以下にまとめておきましょうね。

ラジオ番組の開始を告げる前徳比嘉優さん

食育活動ってどんなことか

JAおきなわの西原支店には「青壮年部」という部会があり、2年ほど前から参加しています。
その青壮年部メンバーと休耕地を利用して、地域の子供たちに農業に関心を持ってもらえるような活動をしようという企画がありました。

畑ってあちこちにあるので身近な存在っぽく感じているのですが、でも実際には畑に入って野菜や土に触れることはありませんよね。だって勝手に入ると畑のおじさんに怒られてしまいますから。
なので畑は近いようで遠い存在。知ってるようでいて、実は何も知らない場所なんです。
食育活動では、地域の子供たちが畑に入り、土に触り、種まきから収穫までの体験ができるよう環境を整備し、作業のお手伝いをするボランティア活動を、青壮年部のメンバーでおこないました。
立派そうに書いていますが、僕は青壮年部の先輩方の見よう見まねで作業をお手伝いしたにすぎません。

 沖縄で無農薬農業をする新規就農農家のブログ@西原町 
食育活動。青壮年部で西原町の子供たちを畑に招待
先日、西原支店青壮年部のメンバーで整備した畑に、近隣の学童保育に通う子供たちが遊びに来てくれました。保護者と先生も含め、総勢30名ほどでしょうか。これだけの人数が集まってくれると、畑の受け入れ準備をした甲斐がありますね! 僕らにとっては日常であり、...

なぜ無農薬栽培にこだわっているのか

取材終了後に記念撮影。前徳比嘉優さんと

昆虫が好きなので、やたらに薬品で殺したくないからという理由です。
あと、濃度の高い化学物質や薬品を触りたくないからです。体への影響が心配ですからね。
20代のころ、沖縄に住む以前に塗装関係の工場に勤務していたことがありました。そこは高濃度の塩酸や硫酸、毒物や劇物を大量に取り扱う現場で、恐る恐る丁寧に取り扱っていました。
しかし自分の事ではありませんが、薬品が皮膚に付着したり目に入ったり、時には薬品のプールに落ちてしまうなどの事故を時々目にしたので、その頃から高濃度の薬品に対する恐れを植え付けられました。

農業においては、殺虫剤や除草剤が高濃度で販売されており、それを数百倍から数千倍に水で希釈して使用することが一般的におこなわれています。
また、化学肥料なども高濃度の液状・ビーズ状・粉末状で販売されていて、使用の際に粉末が飛散して目や気管に入り込むことがあります。
ゴーグルやマスク、手袋で完全に防護すれば身体への影響は無いのでしょうけど、悪影響の可能性がある物質や薬品をあえて使う必要は無くてもよいのでは?
これが無農薬栽培にこだわっている理由です。

だからと言って、農薬の使用を否定するわけではありません。化学肥料を否定しているわけでもありません。
農業に携わる人それぞれが、自分の納得のいく方法であればそれで良いと思っています。

農業で困っていること、悩み事

土地の問題が一番の悩みです。
いままで農業に何のつながりも持たない人が、ふと農業をはじめようと思っても、農地を借りることができません。
僕のいまの畑も、地道な活動を長く続けてやっと使えるようになった場所。
もっと土地を借りやすくして、気軽に農業を始められるようになったらいいなーと思っています。

農業で目指していること

野菜の栽培にはじまり、加工(製品化)・販売へと自分の手の届く範囲内で進めてゆきたいと考えています。いわゆる6次産業化です。
何かしら自分の製品を持ち、それを販売してゆきたいと、ずっと前から考えていました。
ITの分野でも色々と製品化を試みましたが、IT分野では僕の製品センスは通用しませんでした。
なので次は、農業と食の分野で挑戦です。

昨冬のキャッサバ植え付けから8ヶ月が経過

昨冬のキャッサバ植え付けから8ヶ月が経過

昨年の冬に植え付けたキャッサバ。約8ヶ月ほど経過した現在は、どのような姿になっているのか報告いたします。
キャッサバのことを書くのは久しぶりですので、当時の状況を思い出すためにも、こちらの記事を見る必要がありますね。

 沖縄で無農薬農業をする新規就農農家のブログ@西原町 
キャッサバの苗木を植付け。2017年冬の販売を目指して
キャッサバを植付け。栽培期間12ヶ月を目指す 先日掘り出したキャッサバ芋。副産物としてキャッサバの木が残ったのですが、これを次の苗木として有効に利用します。 前回は植付けから7ヶ月で収獲したのですが、期待していたほど大きく成長していなかったキャッサバ...

混植したムクナ豆とハヤトウリの結果

キャッサバの畝間にムクナ豆とハヤトウリを混植したのですが、キャッサバ栽培エリアの地表を覆い隠すようにヘアリーベッチを蒔いたため、モジャモジャに埋もれ隠れてしまいました。
ハヤトウリの発芽とツルの成長は確認できたのですが、ヘアリーベッチの刈り込みの際に一緒に刈ってしまったようなのです。

ヘアリーベッチに埋もれそうなキャッサバ

ムクナ豆はそもそも発芽率の低い作物で、苗を育ててから定植したほうが良い物なので、地植えには向かなかったようです。仮に発芽できていたとしても、初めての栽培だったので雑草との区別がつかなかったかも…。
もっと計画的に播種・定植しなければなりませんね。

甘味種の黄色キャッサバも数本植付け

黄色種キャッサバの挿木と、しらかわファームさんから分けていただいたキャッサバ挿木

これまで白色キャッサバを植え付けてきたのですが、あるキッカケで甘味種の黄色キャッサバの挿木を数本入手できました。
ずっと黄色キャッサバの苗を探していたので、この入手した数少ない苗木を大切に育て、今後少しずつ増やしてゆきたいと考えています。
スケールから右側の茶色っぽい木が黄色のキャッサバ。
そしてスケールの右側にある木は、八重瀬町しらかわファームさんから分けていただいた挿木で、1個の株から黄色も白色もランダムに収獲できるという、少しおもしろいもの。一体どんな芋に育ってくれるのか楽しみです。

 shirakawafarm.com 
ドラゴンフルーツ・アップルマンゴー・沖縄野菜はしらかわファーム(白川ファーム)
沖縄の農園から有機・無農薬野菜、果物や手作りのお菓子、食材を通販しています。

キャッサバの斜め植えに挑戦

斜め45度に植えた黄色キャッサバ

これまでのキャッサバは地面に対して垂直に植えていましたが、今回は斜め45度で植え付けます。
その理由は、各節から発芽・発根しやすくなるかな?という浅はかな考えからです。
地面と水平に寝かせて、数センチ埋めて植え付ける方法もあるようなので、次回はその方法に挑戦してみます。

8ヶ月で60cmほどの高さに成長

植付け8ヶ月で60cmまで成長したキャッサバ

2016年12月に植え付けて冬を越してきたキャッサバは、現在60cmほどの高さに成長しています。寒い季節を過ごしたので元気がなく、6月ごろに植え付けた前作と比較して成長速度が遅いかなという印象です。
いくら沖縄の冬といえど、暑い季節を好むキャッサバには沖縄の越冬は成長を阻害するのでしょうか。この経験を次作に活かしたいと思います。

ブログ更新が2ヶ月ほど滞った理由

畑の様子を投稿するのは約2ヶ月ぶり。その主な理由はプログラマ業がとても忙しかったことが理由です。
オマケの理由としては、左手の親指を怪我しちゃっていたという事もありますが(笑)

 沖縄で無農薬農業をする新規就農農家のブログ@西原町 
農作業中に怪我!応急処置法を学んでいてよかった
農作業中にそこそこの出血を伴う怪我をしましたが、上級救命講習で得た知識で応急処置をしたので、大事に至らなくて済みました。 農作業は多くの場合刃物を使用して作業をおこないます。また時には強力な回転を伴う作業機械の操作をすることもあるため、常に危険と...

できるかぎり、少しでも畑に行く時間を確保したい。しかしプログラマ業も忙しい。そうなるとブログ更新の優先順位を落とすしか方法がなかったのです。
でもプログラマ業がだいぶ落ち着いてきたので、また少しずつブログも更新してゆきますね。